結論から言うと、工場は女性でも活躍できる場です。現役期間工である私が「工場勤務と女性」をテーマに記事をまとめました。工場勤務に興味のある方にもそうでない方にも「そんな感じなんだ」的な感覚で知っていただければ幸いです。
工場勤務は女性にきついのか?
きれいなオフィス、ディフューザーからあふれる控えめな良い香り、ほどよく乱れたデスクの上からサッと書類をとって、コーヒー片手に午後からのプレゼンの資料を・・・
工場勤務はそんな世界ではありません。
工場内はつねに設備の稼働音で満たされ、オイルの香りが充満し、皆、同じ服を着て作業しています。
「絵にかいたようなむさ苦しさ」
を想像する方も多いかも知れませんが、実は、それほど環境は悪くありません。期間工や派遣の方が務める工場は大企業またはその関連企業であり、職場環境やハラスメントにはかなり慎重になっています。
まず、体に高負荷がかかる工程に女性が配属されることはありません。ライン作業では工具で部品を取り付けたり、設備に部品をセットしてスイッチオンなど、簡単な作業がメインです。
簡単すぎてなんのスキルも身につかないという懸念はありますが、とにかく、きつい仕事はありません。
工場勤務の女性あるある
工場によっては、極端に男性の比率が高い職場もあります。それゆえ変な人間関係に巻き込まれる女性もいます。しかしながら、男性にも問題があれど、過度に愛想よくし過ぎた女性側にも問題があるケースがあります。男性は勘違いしやすいので。
愛想はほどほどにしましょう。
そして、これは友人から聞いた話なのですが、女性が多い職場だとそれはそれで大変のようです。部品系の工場は扱うもの自体が軽いので、女性が多い場合があります。女性同士のいざこざ、男性にはわかりませんがかなり大変そう。カーストっぽくなっちゃうのですかね。すべての職場がそうとは限りませんが、意外と男性の多い職場の方が女性にとって楽かもしれません。
前述した通り、ハラスメントに対して企業はかなり慎重になっており、変な人間はやめていくか契約更新されないかで消えていく傾向にもありますね。
工場勤務の女性の給料は?
良いです。これは男女差ありませんが、良い。寮に入れば家賃もない。もちろん女性専用の寮なので安心です。水道光熱費もなく、お金はたまる一方。
たとえば、月の手取りが20万だとします。
家賃に6万、光熱費に1万、あまりは13万。そこから貯金にまわしたり交際費やなんちゃらかんちゃらで結局残るお金はわずかですよね?
でも、家賃も光熱費もなかったら・・・最高です。その分を貯金して、残りで余裕をもって暮らすなんて素敵ですよね。
しかも手取り20万は最低限の設定であり、満了金や報奨金、残業代を含めるとはるかに余裕をもって生活できます。
工場勤務で借金返済
借金でお金が厳しい人などは、特殊な仕事に手を出さず、工場勤務もありではないでしょうか?ほとんどの工場は田舎にあり、誘惑もないので、自分自身と向き合う良い機会にもなるでしょう。
工場勤務は女性にとってデメリットよりもメリットが多い
都会に住みたい、都会の雰囲気に浸ってたい、スタバ近くにないとダメ。もともとそういうマインドの方は工場勤務に向かないし、勤務してもすぐ退職するでしょう。本気で考えている人ならば、そういった環境でも楽しく生活できるはず。遊びにいくわけではないですからね。
田舎暮らしも覚悟したうえで、地味な生活も大丈夫というメンタルがあるのならば、デメリットよりもメリットが大きいのが工場勤務です。
私の書いたことが必ずしもそうだ、とは限りませんが、ある程度落ち着いて働いている女性の方々は、皆シンプルなマインドでいますね。さっぱりしてるというか。
女性に限らず、人生で少し気分を変えてみたいな、という男性にもおすすめです。
いろんな年齢の人がいて、いろんな経歴の人がいる。ある一定の期間の中そういった人たちが交差し、そしてまた別々になる。それが期間工。期間工に限らず、人間そういったことの連続ですけれど。
Shin.